自転車の時速が大きくなるにつれて、空気抵抗は非常に高まり、次第に走行性能を悪化させる要因になります。
風の影響を全身で受けて走る特性があるのですから、速く走るためには、体勢は前傾になるロードバイクが適しています。
逆に時速を抑えて安定性を保つ機能に優れるのは、主婦や学生に人気なシティサイクルであり、一般的にはママチャリとも呼ばれています。
自転車の運動で消費したカロリーを知るためにも、時速を計測する方法が役立ちます。
ハンドルの付近にはサイクルコンピューターを装着して、車輪のスポークの部分には磁石を取り付け、センサーに反応させる形で割り出す方式です。
サイクルコンピューターを付ければ、1時間あたりの消費カロリーも計測できますから、ダイエットを進める人にとっても便利です。
自転車の時速を最大限にまで追求すれば、自動車並みの速度に達することもできるため、競技の分野でも使われています。
競輪の場合には、スピードを最大限にまで引き出すために、余計な部品を徹底的に排除しているのが特徴です。
自転車の上級者になれば、片道で100km以上の距離を走ることがありますが、能力を過信するとケガの危険性が高まります。
距離が長くなれば、明るいうちに帰宅できないことも多くなるため、夜間に対応した装備も必須になります。
昼間の時間帯には、路面の隆起を直接に確認できますが、夜間には判別することが困難です。
長距離の自転車旅行の際には、携帯用の工具も必須で、スペアチューブやパンク修理セットなどをバッグに入れておきます。
春や秋の時期には気温差が激しいですから、防寒用のジャケットを用意しておくと役立ちます。
突然の雨に備えて、レインウェアを用意したり、輪行袋を持参して緊急時には電車で帰る選択肢を残しておくこともできます。
距離が長くなるにつれて、スタミナ力は次第に養われていきますが、油断すればハンガーノックの状態に陥ります。
自転車で長く走れば相当な体力を消費するため、高カロリーで消化に優しい補給食も用意することが理想です。
2022/9/28 更新